画像はRecit(第三鍵盤)の側壁です。 いわゆるスエルボックスに入っています。 スエル効果を大きくするために今回2つの改良を施しました。
ひとつはスエル扉の遮音性の向上(7月06日参照)、桟を取り付けて扉が閉じたときの隙間を少なくする(音の迷路を作る)こと。
もうひとつはスエルボックスの側壁の遮音性を高めること、です。 今までは20mmの楢突き板合板のみでした。 今回その外側に鉛板を合板でサンドイッチにした板を貼りました。
施工しやすいように予め300mmx300mmの大きさで準備し、それを全面に貼った後、桟で上から押さえて固定しています。 まだ効果のほどは確認できませんが、壁面をたたいた感触ではかなりの効果が期待できそうです。 |
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右の黒いものはProspekt(正面パイプ)の支え板。 柱とスエル側壁との間にスエル扉を連結している棒が見えています。 壁面の遮音性は面比重に比例する、すなわち重い壁面は音波で振動しにくいので音が通過しにくい、ので重い壁ほど遮音効果は優秀です。 遮音効果が大きなスエルは最小音がそれだけ小さくなります。 最大音は変わりませんが、スエルのダイナミックレンジは大きくなる、すなわち、スエル効果が大きくなります。 |