|
現場に運び込まれた部材は丁寧に分類整理します。 これは木管。パイプの中にまた別のパイプや材料を入れて送ることがあるので、閉管の調律蓋は一旦全て外して内部を点検します。 |
|
分類して音栓名と音名をテープに書いて床に貼ってあります。 |
|
金属管も梱包を解いて、軟らかいので運搬中に損傷がないか点検し分類します。 このような 通称『パイプ皿』は重ねて置くことができます。4000本ものパイプを分類するだけで相当な日数を要します。 一本も同じものはありません。 したがって一本も欠けてはいかないのです。 |
|
太いパイプは寝かせておくと自重で扁平になってしまいます。 壁などに立てかけておきます。 日本では地震があるので、紐で倒れ止めをします。 |
|
一本だけで少々寂しいのですが、正面のパイプ(Prospekt)が到着して開墾しているときの写真です。 |
|
正面のパイプはイギリスのパイプ工房から、宮崎での現場作業に合わせて発送してもらいました。 工房に送ってこられても大きすぎて手におえないからです。 40フィートコンテナ一台で現場に到着、前日に借り出したクレーン付きトラックを使って木箱をコンテナから出しているところです。 普段あまりクレーンを使わないので、前日に大淀川河川敷で練習をして当日に臨みました。 新築のホール入り口の天井ぎりぎりにブームを入れて木箱を下ろすなどのきわどい作業をこなさなければならないからです。 |
写真提供 瀬戸山 由香里 さん
前のページへ 須藤オルガン工房TopPageへ 次のページへ
宮崎芸術劇場オルガン 組立の記録目次へ
Nov. 13 2003