2010年6月に試作品を暫定公表しました。 2012年夏、最初の4台が完成いたしました。
パイプオルガンを習っているが練習楽器が無い、電子オルガンで練習をしている と言う方がほとんどです。
何人かのオルガンの先生から練習楽器を作ってほしいという要望を受けて、試作を行いました。
オルガンのオルガンたる由縁は 鍵盤から吹子の風でパイプを鳴らすことにあります。風を感じながら弾くのがオルガンでしょう。
パイプをコントロールする感覚を覚えるには 「電子オルガンに触れてはいけない」 とまで多くの先
生方が言われます。 電子オルガンとパイプオルガンは似ていて非なるものです。
できるだけ小型、家庭に置ける大きさ、軽さで、手に入れやすいように安価に、維持費も少ない練習オルガン
を追求してみました。
電子オルガンと比較すると安価とは言えないのですが、送風機以外はすべて手作業で作る楽器です
ご理解いただければ嬉しく思います。
以下は、試作楽器の画像と説明です。 2012年夏に最初の4台を完成し、使って頂いております。
一段鍵盤ペダル付き 4' 1音栓 低音部 C-F 木管 Fis-f0 金属製閉管 fis-g'''開管
費用軽減のために 骨組だけで外装は全くありません。 言わば「スケルトンオルガン」です。
ご依頼により別途費用で格子状の覆いを作ります(板状のものはパイプの調律をくるわせるので不可)。
パイプを共用して第二鍵盤の追加は可能です。
将来 Regal 8' を第二鍵盤として追加する可能性を検討しております。設置床面積:本体幅 1240mm 送風機箱を含む幅1560mm x ペダル鍵盤込みの奥行き1040mm
本体高さ 820mm 譜面台上端までの高さ 1190mm
軽いので、床の補強などは全く不要です価格:¥180万 税別 (より安価にしたいのですが・・、4台以上のご注文で制作に入ります)
手持ちの送風機(昔の電動リードオルガン用送風機)の在庫が無くなり次第、価格は改定をしなければなりません。
レンタル: 検討中 台数限定 (試用して頂いてからお買い上げが可能です)
費用削減のため
運送はコンテナに入れて一般の運送会社に依頼します。 設置は説明書に従ってご自分で行ってい ただきます。 軽いので一人で動かすことも可能です。 大人二人で容易に運ぶことができます。
設置後 コンテナはご返送いただきます。c' (中央の c )以高のパイプは調律がくるいにくい構造です。 そのパイプを基準にして低音部のパイプを合わせて頂きます。
もし、ご自分で調律なさる自信がない場合には、ピアノの調律師に依頼してください。説明書に従って容易に調律してもらえます。
御依頼があれば、設置、調律に伺いますが、その費用はご負担頂きます。
4年間の品質保証が付きます、ただし、原則としてメールや電話によるサポートにてお願いいたします。
ピアノ調律師に依頼して頂いてこちらから指示をしながら ・ ・ でも結構です。
必要な場合には、本体 あるいは 部品を送って頂いて修理・調整をすることもあります。
吹子の風はある程度揺れます。 風を感じ、風をコントロールする練習にもなります。
費用削減のためにこの吹子は いわゆる シュヴィンマー(Swimmerbalg)方式です。
ご希望により 楔形吹子(歴史的オルガンの吹子方式)に変更することも可能です。低音側 側面には木管
鍵盤横(現在開口部)には筆記用具などを置く場所を作ります。譜面台横のレバーは鍵盤の跳ね返り押さえを外す仕掛けです。 鍵のリリースを操る練習を可能にしています。
椅子の高さは 下敷き桟により多少変えることができます。 試用なさってご希望があれば椅子の足を切るか
下敷き桟を厚くするかの方法で 修正を致します。
マンションなど 集合住宅 にお住まいの場合 ペダル鍵盤の音が階下に響く可能性があります。
別途防振プラットホームをご注文頂けます。重量 本体パイプ込み 47Kg ペダル鍵盤 13.5Kg 椅子 10Kg
送風吹子 13.5Kg 設置総重量 84Kg
コンテナ 50.0Kg コンテナ 発送重量(本体 ペダル鍵盤) 100.5Kg
別梱包: パイプ 送風機箱 椅子
オプション:
前後および、高音側 側面に付ける格子
楔型(くさびがた)吹子への変更
階下への防振プラットホーム
移動用キャスター(頻繁に移動なさる場合お薦めします。 小さく作ります、収納に場所をとりません
ワゴン車に積んで移動レッスンが可能です)二段鍵盤化(パイプは共用、単に鍵盤交替などの練習用)
試奏歓迎:
試作品ですが、
京浜急行、または横須賀線 久里浜駅までおいで頂ければお迎えにうかがいます。改良のために変更の可能性あり