聖カタリナ学園のオルガン大規模保守作業の記録は全て、@sound.jp 提供のServerを使わせて頂いています。
日付:8月1日
昨土曜日は受電設備の点検で電休日のため、休みとしました。 由布院に出張中にいくつかの仕事を残して行きました。 そのひとつに新規に作った吹子の調整がありました。 GrandOrgueの吹子2台は調整が完了していましたが、Recit(第3鍵盤)の吹子にはてこずっていました。 この吹子は設置する場所が無いため、風箱の下に逆に取りつけ滑車を使って重りの力で吹子に上方向の力を掛けています。
手では感じないほどの摩擦が影響して、吹子の上昇行程と下降行程で風圧に差が出ていました。 摩擦の感触は結果として出てくる風圧の変化と理論的な一致を見ないのが気がかりです。
画像は重りの掛け方など、いろいろ試している時の写真です。
滑車には全てニードルベアリングを使用して軽くまわるようにしてあります。 解決までもう少々かかりそうです。