宮崎県立芸術劇場オルガン 組立の記録

工房での組立・準備 2


 

 工房での予備整音作業の一こま。
4000本近いパイプを鳴るようにする。
音の高さも少し低めに、パイプの長さを切り詰めておく。
 音の質も現場で整音を始められる程度にまで作っておく。

 音の高さと、音量、音質などは相互に関連しているので、一気には追い込めない。 ここがオルガン整音のやっかいなところである。

 ピアノやチェンバロは予め調律をしてから整音が可能である。 うらやましいことだ。

 風箱Windladeの上にあるパイプ支え板。 パイプ一本一本の足の太さに合わせ終わった状態。

 画像はSchwellwerkの中高音部の風箱

 右から2番目の板はMixtu類
Plain-jeu 5列  と  Cymbellein3列
の計8列の部分

リード管のパイプ台と支え板。

 リード管はフェルトのクッションでガタが無いように支える。 ガタがあると音色に悪影響を与えることがある。

 画像は、合わせを終わり、フェルトを貼り終えた状態。

 小さなパイプはダンボール箱などに詰めて梱包。
積み込みの何日か前の情景。

写真提供 小泉 匡


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