4x5 カメラ調整用ピントグラス このページ一番下にあるホルダー改造のピントグラスは撮影には便利である。 6x6(Hasselblad用)のフレンネルレンズの付いたピンとグラスが手に入ったので4x5中央部で合焦を正確に観察するためのピントグラスを作って見た。 中央部にスプリットプリズムが付いたタイプも試したが明るさと視線の位置によって見にくい時がある。 結局中央部(何と言うのか知らない)に細かいプリズムが付いているタイプ、ボケると2重に見えるタイプ、を採用した。 試したところ、ルーペで観察する時には単純なマットガラスの方が細かく観察できそうである。 |
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袋蛇腹 建築の撮影には大型カメラを使うことになる。 オルガンの撮影も同様。 大型カメラに広角レンズをつけて撮影する時にあおり(レンズとフィルムの位置関係を動かすこと)を掛けると通常の蛇腹では動き量が蛇腹に制限されてしまい、必要なだけあおることができない。 形は蛇腹ではないが、通称「袋蛇腹」と称するものを使う。もちろん市販品もあるが、そこはやはり作らないと済まない性分である。 作りたいと思いながらすでに20年は経ってしまったであろう。 袋蛇腹を作ってから撮ろうと思い、まだ撮影していないオルガンも何台か残っている。 枠は4mmのベークライト、光線漏れの心配は無いので色はそのまま。 左の画像は一般の方には何やら不可解かもしれない。これはスーパーカンボというカメラです。 袋蛇腹を取り付けた状態。普段はここまで前上げを使うことは少ないが、こんなこともできますという例。
頻用するのは Superangulon 90mm。 この4×5カメラは価格が手に届くので20年以上前に購入した(本当は作りたかった、オルガンでは前上げができればほぼ問題ないので工作は比較的楽)。 安価なだけあっていろいろ問題があり、調整や改良を施して使っている。 Dez.06 |
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A1の改良型試写パターン。 ほぼ4x5フィルム全域を撮っている。 どうやら下記の初期パターンに出ている周辺部の歪曲は紙のゆがみのせいだったようです。訂正。 |
YASHICA120改 と 4×5 現像タンクその後 試写と現像を何回か繰り返してみると問題点がいろいろと浮かび上がってくる。 現像ムラの発生は単純、注入時に現像液が上からフィルム面をなぞった領域の現像が、注入に時間が掛かることと相まって、進んでしまうためであった。その後、下記のように解決した。 YASHINON F 4.7 127mmはその後分解してレンズを清拭。 Dez.06 |
攪拌時に現像液の遊動によってフィルムが溝からずれて隣のフィルムと接触してしまうことがあった。下の画像のような櫛歯を上下に設けて安定させた。 |
4×5フィルム用 現像タンク 4x5 フィルム用の現像タンクは市販品が非常に少ない。 自家現像ができれば、モノクロ撮影をずっと気楽に楽しめる。そうなれば現像タンクを作るしかない。 10mm厚のベークライトがあったのでこれを使った。 組立はエポキシ接着剤。 いろいろ考えたが、液の注入は上から、排出は下からするようにした。それぞれの外部に繋がる口は、光線漏れを防ぐために迷路になっている。 黒塗りする前にテスト現像を行った、これで問題がなかったので黒塗りを行えば完璧であろう。 1回に6枚(無理をすれば12枚)までのフィルムを現像できる。液量は860cc。 その後改良 現像液の注入孔を側面に設け、注入・排液時間を短縮した。 |
試写パターン、開放絞りで撮影 |
試写 現像は上記の自作タンク使用 期限切れTXP D-76 1:1希釈12分 無限遠粗調整時の撮影 |
YASHICA 120 POLAROID PATHFINDER 改 携帯形態 すでにお判りのとおり、このカメラはスプリングカメラである。 レンズを収納して閉じた状態は実にコンパクト、世界で一番小さな 4×5カメラかもしれない。 銘板は 小泉君の労作(手作業でエッチング) 今後の計画("倒れ"になるかもしれない) 息子のBlogに「改造熱重症患者」として掲載。 Nov.2006 |
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YASHICA 120 POLAROID PATHFINDER 改 背面 既に記した 4×5ピントグラスを取り付けた状態 追加した木部は羊革で覆っている。 ・ 一番上の四角い覗き穴はファインダー(パ 連動距離計の半透過鏡はひどく汚れていたが鏡面は磨くと簡単に剥離してしまう。 ガラス面だけを磨き、鏡面はそのままにした。 観察すると、透過光が青みを帯びるので半透過鏡の鏡面は金箔のようである。 いずれガラスに金箔を貼って試してみたいと思っている。 連動距離計の調整は初めてであったが思いのほか容易にできた。 Nov.2006 |
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YASHICA 120 POLAROID PATHFINDER 改 前面 これが改造後の姿。 改造内容 Nov.2006 |
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改造前 1960年(昭和35年)頃にポラロイド社の委託でヤシカが作ったカメラを手に入れた。 レンズ:YASHINON F 4.7 127mm あまり売れなかったのか、カメラは短期間で廃盤になった。このカメラに使うポラロイドフィルムも製造中止になり全く使用できないカメラになっていた。 写真家の土方健介氏の著書 「手作りカメラ工作法」でこのカメラが4×5カメラに改造できることを知っていたので気になっていた。 フィルムが市場から無くなる前に改造を完成させようと思い立ち(忙しい時に限って始めたくなる)毎日夕刻の少しの時間作業を行った。 |
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4x5 4×5(シノゴ)ピントグラス シノゴ(4インチ × 5インチ フィルム)のシートフィルムはフィルムホルダーにフィルムを装填して使う。 そのフィルムホルダーを改造してピントグラスとした。 フィルムホルダーの中央の板(アルミ製であった)を切り出して、そこに透明ガラスを接着。 片側の面がフィルムの乳剤面と同じ位置にくるようにした。 そして、撮影フィルムの代わりに製図用マットフィルムを挿入。 ここに結焦させる。
マットフィルムはいつでも交換できるので、各種の線を引いたマット面をいくつも準備できる。 Nov.2006 |
400x300 Pixcel als Norm.